ボクシング界で注目を集める那須川天心が、東京・有明コロシアムでの試合前に行われた前日計量で、思わぬドラマを演じました。WBC世界バンタム級1位の那須川は、WBA同級6位のビクトル・サンティリャンとの対戦を控え、53.4キロで計量をクリア。しかし、その裏には予期せぬ出来事がありました。計量台に上がった際に戸惑いの表情を見せた那須川は、首にかけたお守りを外したものの、それでも足りず最終的には全裸になることに。そんな中、彼を救った意外な人物がいました。それは日本ボクシングコミッションのインスペクターとしても活躍する山本博です。この記事では、この計量秘話と共に、那須川が見据える世界初挑戦への意気込みについてもご紹介します。
那須川天心の全裸計量、その裏にあったドラマ
前日計量の日、那須川天心は53.4キロで体重制限をクリアしました。しかし、その過程は決してスムーズではありませんでした。計量台に立った彼は、お守りを外すだけでは足りず、大きなタオルで隠されながら下着まで脱ぐことになりました。この状況に彼自身も「初めてかもしれない」と振り返っています。計量をクリアするためには、細かな調整と努力が求められます。普段から体重管理には細心の注意を払っている那須川ですが、この日は特にギリギリだったようです。それでも最後には笑顔で計量を終え、「やるべきことをやってきた」と自信を見せていました。
“全裸計量”で救われた意外な人物、山本博とは?
那須川が全裸になる寸前で救った人物、それが山本博です。プロボクサーとしての経験を持つ山本は、日本ボクシングコミッションのインスペクターとして会場にいました。彼は機敏な動きで赤いタオルを差し出し、那須川のプライバシーを守りました。この迅速な対応はプロフェッショナルならではとも言えるでしょう。山本博はお笑いトリオ「ロバート」のメンバーとしても知られていますが、その一方でプロボクサーライセンスも取得し、実際にリングにも上がった経験があります。この日の対応でも、その豊富な経験と冷静さが光りました。
世界初挑戦を見据える那須川天心、次なる一戦への意気込み
今回の試合は、ボクシング転向後7戦目となる重要な一戦です。11月頃には世界初挑戦も予定しており、この試合で結果を出すことが大切です。「統一戦と比べられると思うが最大限を出して、次いけるんじゃないかと思われる試合をしたい」と語るように、自身の成長と次なるステップへの強い決意があります。そのためにもこの試合では準備してきた全てを発揮し、新たなステージへ進むための一歩としたいところです。
今回の記事では、那須川天心選手の予期せぬ全裸計量というエピソードから始まり、それによって助けられた山本博さんとのエピソードをご紹介しました。また、今後予定されている世界初挑戦への意気込みについても触れました。このような裏話や選手自身の思いは、多くのファンにとって興味深い内容でしょう。そして何より、このエピソードから見える人間関係や選手としての成長過程こそが、多くの人々を魅了する要因となっています。今後も那須川選手から目が離せません。
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